皆さんこんにちは。中小企業診断士のTAKUです。
今回は、社内のパソコンは高速化しましょう。というお話です。
社内のパソコンは予算の関係もありますが、少しでも早い方がよいです。
国税庁の耐用年数でもパソコンは4年となっていますので、長くても5年程度で買い替えるべきです。
そのサイクルで社内のパソコンを入れ替えていければよいのですが、業績や予算の関係で古いパソコンを延命しながら使用しているケースもあると思いますし、特に工場内で使用しているコンピュータはそんな簡単には更新できなかったりします。
ただ、そういった場合でもHDDで動作しているパソコンは早めにSSDに切り替えていくべきです。
※この記事内のHDDのインターフェースはSATAを想定しています。
その理由は主に3つあります。
SSDに切り替えるべき理由1:HDDの故障リスクへの対応
HDDは故障しやすい部品です。
また、故障した際の影響が大きい部品でもあります。
HDDはデータを記憶しておく機器ですので、HDDが故障すると最悪データが取り出せなくなります。
故障に備えて、重要なデータについてはバックアップを取得していると思います。
HDDが故障しやすい理由として、物理的にディスクが存在しており、高速回転しています。それを磁気ヘッドと呼ばれる部品がデータを読み書きすることで動作しています。
やはり、回転など物理的に動く部品は故障しやすくなります。
工場など製造現場にあるパソコンについてはほこりなど異物が多く舞っていることもありますので、そういうエリアにあるパソコンは特にSSDへの交換をお勧めします。
SSDに切り替えるべき理由2:起動、処理速度の高速化
HDDとSSDを比べると、軽く2倍以上のスピードが速くなります。
実例をあげますと、パソコンの起動が5分かかっていた場合、1分程度で起動したということもあります。
起動だけではなく、いろんなソフトウェアの起動などパソコンのすべての動作においてスピードが速くなりますので、SSDへの交換の効果は絶大です。
起動が遅いとそれだけで効率化になりますし、何より、人間はじっと待つという動作は実際の時間以上に長く感じます。
待っているという感覚はそれだけでストレスになってしまいます。
SSDに切り替えるべき理由3:SSD自体が安価かつ容易
効果の高い、HDDからSSDへの交換ですが、費用が多くかかってしまっては意味がありません。
今では、自力でやれば1台あたり1~2万円もあれば交換が可能だと思います。(SSDを物理的に購入する費用のみで、容量によって変わります。)
※コピー道具がない場合は初期費用として別に必要になります。
数万円でこれらの効果が得られるのであれば、やらない理由が見当たりません。
それに、SSDへの交換は、基本的に難しいことは何もありません。
現在では、SSDでもさらに高速なM.2SSDなどの規格も出てきておりますが、こちらに交換する場合は対応するマザーボードが必要となります。
マザーボードの交換となると、基本的にはパソコンを再セットアップが必要となります。
2.5インチHDDや3.5インチHDDを2.5インチSSDに交換する場合は、HDDを取り出しして、SSDにコピーして入れ替えるだけです。
1台、練習でコピーしてみれば、何台交換しても同じ手順で作業が可能です。
HDDが故障していたりするとコピーが正常に終わらなかったりしますので、そういった意味でも故障する前にコピーしてしまっておきましょう。
まとめとして、HDDを使用しているパソコンはSSDに切り替えてしまいましょう。
現時点では、SATA接続の次の規格であるより高速なM.2接続のSSDも出てきていますが、こちらはマザーボードの規格が対応していないと交換できません。
SATA接続のHDDを使用しているのであればSATA接続のSSDに交換可能です。
M.2への切り替えはパソコンの交換時に行うとして、パソコンの更新ができないのであればせめてSSDへの交換は行ってしまいましょう。
HDDからSSDへのコピーツールを紹介しておきます。
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