ここにたどり着いた方の多くは喫煙者だと思います。
それも辞めたいと思っていらっしゃる方ですね。
私も現時点でタバコを吸っていますので喫煙者ですが、あなたと同じく辞めたいと思っています。
最近では加熱式タバコなども普及してきていますので、健康に気を使ってそちらに移行された方も多いと思います。
私も加熱式タバコも吸っていますが、なんか味気ないのでやっぱり紙巻タバコを吸ってしまいます。
しかし、人間何かに依存して生きることは楽しみでもあるけれど、苦痛でもあります。
まして、タバコは増税増税、また増税と値段がどんどん上がってきています。それでも世界的にみたら日本のタバコの値段は先進国の中では安い部類に入ります。
したがってタバコの値段はまだまだ上昇していくことは明らかです。
そのほか、2020年東京オリンピックに向けて国や各都道府県が健康増進法に基づき様々な禁煙に関する法案や条例の制定に動いています。自由にタバコを楽しむことが今以上に厳しくなることが予想されます。これは他の先進国でもこの流れになってきています。海外では基本的に屋内はすべて禁煙です。お隣の国、韓国でも屋内は禁煙です。
そんな中で、タバコに依存した状態で今後の人生を生きていくとき、果たして楽しみと苦痛どちらが大きいだろうか。
私なりにタバコのメリットデメリットを考えてみました。禁煙を始める前に自分なりにメリットデメリットを考えてみることをお勧めします。考えて自分でちゃんとそれを納得しましょう。
タバコのメリット
喫煙者のあなたはタバコのメリットを考えたことがあるだろうか。
私が思う唯一のメリットとして喫煙所での喫煙仲間とのコミュニケーション(タバコミュニケーション)はあると思います。
そのほかにも時間つぶしだったり手持無沙汰の時に助かったりすることもメリットのような気がしますが、これはメリットではないですね。
だって非喫煙者にも暇はあるけどタバコ吸わなくても大丈夫なわけですし。
タバコのデメリット
タバコのデメリットはもう記載する必要もないとは思いますが、たくさんありますね。
私が思うデメリットは大体こんな感じです。
お金、健康、臭い、荷物、吸う場所がない。など。
もうね、正直唯一メリットであるタバコミュニケーションもだんだん喫煙者が減ってきていることからメリットとしてもどうなんだってレベルになってきているし、絶対いずれそうなりますよ。
だって、タバコミュニケーションで得られる情報って会社の役員とか部長さんとかからじゃないですか?その人たちはいったいこの先何年会社にいるの?せいぜい10年くらいじゃないですか。
10年間そのタバコミュニケーションのために吸い続けますか?きっと数百万円単位でタバコにお金を使うことになりますよ?
そもそも、今は会社に喫煙所がありますが、本当にその喫煙所ずーっと存在するのかも怪しい時代になってくると思いますよ。
時代の流れってそういうもんなんです。
タバコの値段
タバコをこれからも吸い続けるとお金がいくらかかるかわかりません。
1日1箱をこれから40年吸うと仮定して、
440円×365日×40年=6,424,000円 650万円近いお金をタバコにつぎ込むことになります。
これはタバコの値上げがないこと、それにタバコに付随して購入するライター、灰皿、さらにはコーヒーなどの飲み物を省いた金額です。
おそらくこの先40年くらいタバコを吸い続ける方は1000万円くらいを覚悟した方がいいでしょう。年間25万円ですね。
ちなみにタバコの金額は上昇の一途で、安くなったことはありません。
一般的な紙巻タバコの値段の推移です。(セブンスター)
1969年(昭和44年)2月1日発売 100円
1975年(昭和50年)12月18日~ 150円
1980年(昭和55年)4月22日~ 180円
1983年(昭和58年)5月1日~ 200円
1986年(昭和61年)5月1日~ 220円
1997年(平成9年)4月1日~ 230円
1998年(平成10年)12月1日~ 250円
2003年(平成15年)7月1日~ 280円
2006年(平成18年)7月1日~ 300円
2010年(平成22年)10月1日~ 440円
2014年(平成26年)4月1日~ 460円
2018年(平成30年)10月1日~ 500円
このように値段が安くなったことは一度もありません。上昇の一途です。
また、2018年10月にはさらに20円程度値上げが予想されています。ちなみにこの値上げは加熱式タバコでも予想されています。
セブンスターは2018年10月にさらに40円の値上げです。詳細はこちら
タバコをやめようと思ったきっかけ
きっかけは、ある日「私はこのタバコをいつまで吸い続けるのだろう。」って思ったことです。
タバコを買って、吸って、無くなったらまた買って。
買い方としては食材とか消耗品と同じサイクルですが、こんなに生活するうえで不必要な消耗品が他にあるだろうか?
例えば、食材でもいろいろな野菜や飲料などを日々ストックしていて無くなったら買い足しています。でもこれは生きていくために必要だから買っているんです。
そのほかにも消耗品としては、ティッシュやトイレットペーパーなどがあります。これも買って使って、無くなったら買ってを繰り返しています。これらの消耗品って毎日買うことはないですし、そもそも1個当たりの単価って安いですよね。数十円レベルですよね。
タバコを消耗品として考えたとき、1箱500円弱(2018年6月現在)です。
1日1箱吸う方であれば、毎日500円弱の消耗品を購入しなければいけない生活レベルになってしまっているわけです。これってすごい贅沢品ですよね。
普通のサラリーマンにこのすごい贅沢品であるタバコは食材や消耗品と同じレベルで生活に必要なんだろうか?
こう考えたとき、答えは一つでした。
禁煙までの準備
メリット、デメリットもわかったけれど辞められないタバコ。
ですが、私はほとんど準備はしなかったです。
ただ、準備はしなかったけれど、タバコ以外に欲しいと感じたものは躊躇なく購入することにした。例えばガムだったり飲み物だったりタバコ以外の食材や消耗品は全く躊躇することなく購入することを自分に許可した。
唯一、準備したことがあります。
それは、禁煙開始日を設定したことです。
この禁煙開始日を設定することは当たり前ですが、非常に重要です。
何せこの先ずっとタバコとおさらばするわけです。大切な節目を何も考えずに禁煙開始しても失敗する可能性が大きいと思います。
ただでさえ難しい禁煙です。しっかりとタバコとおさらばできる開始日を設定しましょう。
きっとその日が何よりも大切な記念日になりますよ。
おすすめの禁煙開始日は何かの節目がよいと思います。
誕生日、記念日などでもよいと思いますし、自分の環境が変わるような日(引っ越しや転職とか)でもよいと思います。
周りの環境が変わる日(タバコが値上がりする日とか)でもよいと思います。
禁煙の禁断症状、身体の変化
これから禁煙される方は、禁煙後どのような禁断症状が出るか、前もって把握しておきましょう。
禁断症状が把握できれば克服しやすいです。
禁煙して起きる禁断症状は次のような項目があります。いずれも数日から1週間程度で長くても3週間経過すればおさまっていると思います。この期間を乗り越えれば完全禁煙に近づきます。
- 眠気
- 声がかれる、かすれる
- 食欲が止まらない
- イライラする、不安になる
- 集中できない
- 便秘、下痢
- 口内炎になりやすい
この中で眠気が一番の大敵です。睡眠を十分にとってください。それでも日中どうしてもっていうときは5分から10分間くらい寝てもいいと思います。眠気だけは、場合によって事故につながる危険がありますので十分注意してください。
禁煙を達成した後には身体に起きる変化も様々です。
- 呼吸が楽になる
- 味覚が敏感になる
- 肌がすべすべになる
- 髪がサラサラになる
- 疲れにくくなる
- 集中力アップ
- 匂いに敏感になる
- 便の色が薄くなる
- 朝の眼覚めが快適
- 視界が明るくなる
- 活力、やる気が出ます
これらが一般的に禁煙時に起こる禁断症状や身体の変化です。
こういった変化が起きることを禁煙を始める前に理解しておき禁煙開始日を迎えましょう。
実際に私に起きた変化は別の記事にまとめていきます。
タバコに関する知識
過去に禁煙を行ったときに読んだ本の紹介になります。
禁煙失敗していますので、私自身が強く推奨することはできませんが、タバコに関する知識を事前に身につけると、禁煙がスムーズに行きます。
タバコに関する知識を身につけるには、こちらの本がおすすめです。
なぜ、タバコがおいしく感じるのか、やめられないのかを丁寧に説明してあります。この本1冊を読めば、タバコの知識は十分身に付きますし、禁煙成功率が上がると思います。
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